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遺体は介護の通信簿

10/19 00:15
昨日はケアマネ研修に行って来ました。
東京の広尾にある日赤の特養にいた保健師さんが講師の『看取りケア』でした。

玄関で見送る遺体を

みんなで送る時


あなたは問いかけて


下さい。

利用者のエピソードを

話せるかと。


そして、
『遺体は裏切らない』

『遺体は介護の通信簿』

ですと。

亡くなった時


ドクターの死亡確認が
終わった時


御家族と一緒に
体やお顔を綺麗にします。
手足も口も硬直してしまうので手を合わせ、
口を閉めるようにしたり、
足も真っ直ぐにしないと棺に入らなくなります。


顔は玄関まで出したままにして、
一緒のユニットの利用者さんにも顔を見せ

みんなで玄関でお別れするのです。


ストレッチャーに乗せた棺の頭側を持って玄関まで引っ張る役目は
最後に看取った人です。


病院ではできない事が施設の役目です。


死に目に立ち会えなかった御家族に

本人の死に際や亡くなるまでの言葉やエピソードを沢山持っていなくてはいけません。


御家族は『ここに入れて良かった』という瞬間ですから。

そのエピソードに

不満をいってたと
したら悲しくなりませんか。

私も全く同感です。

亡くなるまでのノートを枕元に置いて会話を日々残しています。

飲みに行く話とかもです。
正式な介護記録ではないので、自由に書けます。
色紙も書きます。

それを見て笑ってる姿もかきました。

それがエピソードです。

家族はありがとうございましたノート見ました。と玄関で言ってくれます。


一ヶ月後の忍ぶ会

の時にもそのエピソードは役にたちます。

遺体が綺麗かどうかが

介助者の通信簿。

遺体は裏切らない。


満足した介助ができたか玄関で自分に問うときです。

私の母もそうでした、
自宅介護をしていました。

痰の吸引をしたので
安心してベッドの下で倒れるように寝てしまいました。

1時間して目覚めた夜の11時に亡くなっていた。

救急車が来たがもう遅い。警察の検死が来ました。

警察病院からの死体検死に老衰とありました。
そして、検死官から

ご遺体は床ずれ一つない綺麗な体でした。

見事な介護に『敬服しました』と述べて頂きました。

そんな母と同じ言葉を
頂戴したいと何年も
頑張って来ましたから

玄関先でご遺体を送る時は胸を張ります。


お礼はね


あちらに行った時


聞かせてねと。



合掌

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