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心寄せる

10/20 02:40
言葉には力があります。しかし、言葉にとらわれすぎてもいけません。

言葉ではいい表されないこともあります。

また、いい言葉が浮かばない時もあるからです。

その時は、相手の気持ちを察するという能力が必要になります。

相手の言葉に「心を寄せる」という能力です。

お釈迦様が弟子たちを
前に、何も言葉を発しないことがありました。

ただ一輪の花をひねって微笑むだけ。

ぼうぜんとする弟子たちの中で、ただ一人
摩訶迦葉(まかかしょう)だけがニッコリ笑った。

彼はお釈迦様が語らずとも、今の教えや言わんとしたことが理解できたのでした。

彼は跡継ぎに指名されたのでした。


言葉を尽くして気持ちを伝えることは大事です。
そして、相手の言葉も真剣に受けとめなければいけません。

また、言葉だけにとらわれてもいけません。
相手の言葉を耳で聞くのではなく、相手の言葉に心を寄せる事だと仏教では教えています。

また、教えの言葉を疑ったり、信じない心であってはいけないと述べているのが聖書にあります。

《マタイ14 湖上を歩くイエス》

イエスは夜明けの3時頃、湖上を歩いて弟子たちの所に向かいました。

それを見て弟子たちは

「幽霊だ」と叫んだ。


安心しなさい私だと

イエスは言われた。

ぺトロが主よ本当にあなたでしたら、

私に湖の上を歩いて来いと命じて下さい。
と言った。

イエスが
『来なさい』
と仰せになったので

ぺトロは舟からおり、湖の上を歩きながらイエスの方へ行った。


ところが、強い風が吹いて来たのに気づいて恐れたので、
沈みかけた。


『主よお助け下さい』

と叫んだ。


イエスはすぐ手をさしのべ、ぺトロをつかんだ。


『信仰の薄い者、

なぜ疑ったのか』と

仰せになった。

 この一番弟子のぺトロが後の初代ローマ法王になりました。

ぺトロも三回イエスを裏切った過去があります。

イエスは予言しています。明日の鳥が鳴く前に、私を知らないと三度も言うと。

捕らえに来た兵にイエスを知らない、私は関係ないと。

しかし、人は弱い者、とイエスは許しています。

仏教も聖書も師の教えから多くを学んでいることは同じですね。



以前テレビで泉ピン子さんが話していました。

新人の頃、舞台で杉村春子さんから言われた言葉が、『姿勢が悪い』だった。

『人が見て、見苦しい姿は自分が楽。

人が見て綺麗な姿は、
自分が辛い。

人に見苦しい姿を見せてはいけない』
と言われそれがプロなんだと知らされた。

と述べていました。

師から頂く言葉も大事ですが、

真剣に受けとめる事も大切ですね。

言葉に心を寄せる



でした。


合掌

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