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「春や来る
花や咲くとも
知らざりき
谷の底なる
埋もれ木の身は」
(和泉式部集)
埋もれ木とは水底や
谷底に埋もれて、
化石のようになった
木から、世に知られず
見捨てられた身の上の
ことを言う。
今で言う無告の人
(悲しみ、苦しみを
告げる相手がいない
身寄りのない人)
のこと。
このような人は、古代
にもいたんだと考える
句でした。
老人施設にはこのような人が沢山います。
皆様は心打ち明ける人おりますか?
来年はその様な人も含め、「言葉と傾聴」で生きる勇気を与えらる様に努力したいと思います。
谷底の埋もれ木の身の
声を。
合掌