02/12 04:06
仏教の教えに
「草木成仏」があります。
心のない木や草も、仏に成ることができるという教えです。
春になれば満開の花を咲かす桜や、種の状態で土の中で機会を待つ雑草たちにも仏に成る種を持っている。
芽が出て、花が咲き、実が成る種はあなたの中にもあります。
(日蓮宗住職)
そうなんです、草や木も成仏できるという教えは、自然を奇蹟と考える仏教だからです。
また神社(神道)は太陽を神格化した
「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」ですが、
自然を含む
「八百万の神」といわるほどの様々な神様の
力を借りて成り立っています。
そういう意味で、仏教も神社も自然を神と考えていることは同じだと思います。
「自然界の響きは宇宙の声であり、すべての仏の言葉である。
風も光も緑も水も、
すべては仏からの
メッセージなのだ」
と空海は述べています。
「自然の姿は仏の姿そのものであり、我が身と一体なのだ」
(道元)
どんなに時代が変わっても、自然に敬意を表し、五感で自然の声を聴き、仏の声を受け止め感謝したいと思います。
合掌