03/22 14:57
「仏教は広大無辺な教えですが、一言で述べ
るなら二利(自利、利
他・じりりた)に尽き
ます」
(空海)
唐留学から帰国した際の空海の報告書の言葉です。
自分が修行して、悟りを得ること(自利)と、他の人の救済のために尽くすこと(利他)の二つを完全に行うのが理想で、自利と利他は相反するものではなく、大きな輪のようにつながっているのです。
自分の幸福も他人の幸福も一つの輪の中にあると述べています。
宮沢賢治は
「世界全体が幸福にな
らないうちは、個人の
幸福はあり得ない」と
述べています。
ボランテイアや介護現場では、人を手助けすることで、実は自分が救われていたと気づくものです。
幸せを考えたくなったら自分にできる「利他」の行いからやってみて下さい。
お年寄りに席をゆずること、手をとって道を渡ることでも良いのです。
空海の言う自利利他は
幸福の始まりのキーワードです。
ありがたい教えに感謝
合掌